金属を一切使わない歯科治療のことです。日本では一般的に金属がよく使われますが、海外ではほとんど使用しません。近年、歯を長持ちさせるためやキレイな白い歯にするためにメタルフリー治療を希望される方が増えています。
金属アレルギーに悩まされている日本人は10人に1人と言われています。銀歯や矯正器具、入れ歯の金具などに含まれる金属が唾液でイオン化し、体内に入ることで引き起こされます。
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手足に膿が出現(掌蹠膿疱症)
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手足に水ぶくれ(汗疱状湿疹)
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アトピー性皮膚炎
被せ物や土台の金属が溶け出して歯茎に沈着すると、歯茎がくろずみ、変色を引き起こし(メタルタトゥー)、審美性を損ねます。
治療した歯が再度虫歯になることを2次カリエスと呼びます。銀歯は劣化すると隙間から細菌が入り込み、2次カリエスのリスクが高くなります。
白い歯列の中で銀歯はやはり目立ちます。思い切り口を開けて笑えなかったり、笑う時に手で口を覆ってしまうひとも多くいます。
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光学スキャンでの型取り
通常はゴムのようなもので型を取りますが、セレックは光学スキャナーで直接歯の形状を読み込みます。型取りの負担が軽減し、嘔吐反射のある方にも安心です
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高品質で低価格を実現
コンピュータでのシミュレーション通りに作成されるセラミック製の人工歯は非常に精度が高く、見た目も自然です。また技工所とのやりとりはデータで行うことや、院内で作成する場合も多く、人件費や郵送費をカットでき、比較的安価にご提供できます。
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金属アレルギーの方にも安心
セラミックブロックを削り出すので、全く金属を使用しないメタルフリー治療です。
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自然な美しさ
セラミックブロックを使用した被せ物はまるで天然歯のような自然な白さや透明感、耐久性があります。また変色しにくく、プラークもつきにくいため、長持ちもしやすいです。
当院で行うことの多いセレック治療の一般的な進め方を以下に記します。
【STEP1】虫歯の除去
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【STEP2】口腔内をスキャン
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【STEP3】人工歯の設計
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【STEP4】削り出し
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【STEP5】装着